注意の向け先は、気が散った後に戻る場所
呼吸も音も、注意を向ける対象にできます。Johns Hopkins の説明では、どちらもマインドフルネスの「アンカー」の選択肢です。ここでは難しさや期待する効果で順位をつけず、今どちらに気づきやすいかを試します。
例えば、またダウンロードの進み具合を見ていたと気づいたら、鼻先の空気の感覚や、空調の音の変化に戻ります。対象を具体的に一つ選ぶと、何に注意を向けているかを言葉にしやすくなります。
呼吸を選ぶなら、変える前に感じる
鼻先を空気が通る感覚、または自然な呼吸に伴うお腹の小さな動きなど、一か所を選びます。感覚が弱くても、強く息を吸って作る必要はありません。いくつもの場所を同時に確かめなくてもかまいません。
ここでの呼吸への気づきは、深呼吸、息止め、決まったリズムを求めません。吸う息を延ばしたり、正しいかどうか確認し続けたりしているなら、その調整をいったん脇に置けます。音や、体と座面の接触を選んでもよいでしょう。
音を選ぶなら、今ある変化を聴く
部屋で続いている音や、自分で再生した好きな自然の音を使えます。雨粒が落ちた後の余韻、近づいては遠のく風の音、空調音の一時的な変化など、一部分に注意を向けます。音源を探しに行く必要はありません。
音から天気や旅の思い出が浮かぶこともあります。物語をたどっていたと気づいたら、今聴こえる音をもう一度聴きます。細部をすべて捉えたり、心の中で「雨音」と唱え続けたりする必要はありません。
約30秒ずつ試してみる
先に手順を読み、安全に手を止められる場所で、今聴こえる音を一つ選びます。時間は試すための編集上の目安で、臨床プログラムや最適な長さを示すものではありません。
座る位置を整え、周りを見る
体を支えられる場所に座り、画面をいったん視界から外します。目は開けたままでもかまいません。他の用事を安全に中断できるときに行います。
約30秒:自然な呼吸を感じる
鼻先かお腹の感覚を一つ選び、呼吸は普段どおりにします。ダウンロードが気になったと気づいたら、計り直さず、もう一度その感覚に戻ります。
約30秒:音に注意を移す
呼吸は背景に戻し、選んだ音を聴きます。強まり、消え方、切れ目を一つ感じてみましょう。静かになったら、音が終わったことに気づいてもよいでしょう。
終わり:それぞれを一言で振り返る
周りを見て少し動きます。「呼吸を深くしようとしていた。音では切れ目に気づいた」など、点数をつけず具体的に振り返れます。
次の短い時間は、一つを選んで続ける
呼吸の感覚に気づきやすく、何度も調整する必要がなければ、そのまま呼吸を選べます。呼吸の管理に忙しくなり、音は聴き取りやすいなら、今回は音を使ってみましょう。どちらでもよいときは、一つ選んで続けられます。数秒おきに比較し直す必要はありません。
NHS のガイドでは、気が散ることも練習の一部と説明しています。考えが消えるかどうかではなく、対象に戻れるかを手がかりにします。どちらも不快だったり、捉えにくかったりするときは、体と座面の接触を感じるか、休憩を終えられます。次回は違う対象を選んでもかまいません。
1分間の雨音で、音という選択肢を試す
Oat サイトには1分間の雨音プレビューがあります。座る位置を整え、自分で再生を押し、音の一部分を聴いてみます。終わったら周りに注意を戻しましょう。これは音の一例で、適した対象を判定する機能ではありません。
Oat アプリでは音声ガイドや自然の音を選べます。始め方を詳しく知りたい方は入門ガイド、日程に取り入れたい方は短い練習の記事をご覧ください。
参考資料と練習について
資料は、呼吸や音を注意の対象にすることと、気が散った後に戻る考え方を説明しています。ダウンロードの場面、二つを試す手順、選び方は編集上の提案で、治療効果を比較するものではありません。
